そろそろ

この2週間の長期!のNY旅行も終わりです。
といってもずっと2週間、NYにいたわけではなく、ワシントンDC、それからちょこっとフィラデルフィアにもいきました。
c0000125_11583570.jpgDCでは、以前より見たいとおもっていた、Maya LinのVietnam Veterans Memorialを見てきました。
これは、ベトナム戦争において戦死した兵士たちに祈りをささげるためのメモリアルです。

そこは緩やかに傾斜したPathがくの字に大地を切り裂くように寡黙に存在しているだけです。そして切り開かれることによって形成された大地の壁には黒御影石が築かれ、その表面には戦没兵士の一人ひとりの名前がきざまれているのです。
人々はその道を緩やかに下り、そして上って行きます。

この大地を切り裂きながらもそこを行き交う人々、そしてその人々それぞれの想いまでもを包み込むように存在するその空間は、とても感動的でした。

ベトナム戦争は、ベトナムの人々に深い傷を与えたとともにアメリカの人々にとっても深い傷を与えたものであったこと。そしてこのメモリアルの建設にあたって、Maya Lin がアメリカ社会においてマイノリティの存在であったこともあり、反対運動がおこったことなど。。
(この過程はMaya Lin A Strong Clear Vision  Freida Lee Mock監督 1995という映画に描かれているそうです・・機会があったら見てみようとおもいます。)
こういったいろいろな問題がこのメモリアルの背後には存在しています。
しかしこの建築はそれらのものすべてを寡黙に凛と受け止めている気がしました。
忘れることのできない空間体験でした。

c0000125_12362132.jpgまたDCはそれだけでなく計画都市だけに、本当にきれいな街で(NYと比べてはいけないかな・・)地下鉄もカーペットが引いてあったりするのです!
ワシントン記念塔、リンカーンメモリアルはReflectingPoolにより結ばれ一直線のViewが形成されています。ワシントンメモリアルがこのReflectingPoolに写りこむ姿は非常に美しいものでした。

そのほか、現在は閉鎖されてしまっている、ホワイトハウスなども見てTVと一緒だぁと単純に感動♪
あと、個人的にお薦めなのが、ハッシュホーン美術館(Hirshhorn Museum)まるーいドーナツ型をした美術館で、その形もまぁユニークなのですが内容がとても充実していました。ちょうど開催されていた企画展のせいもあるのかも知れないのですが、これでもか!というほど近・現代アートが所狭しと並べられていました。
その中で日本人のHiraki Sawa さんという人のビデオアートの展示がされていたのですが、結構、これが面白く、ぼーーーっとみいってしまいました。アパートの一室を羊が1匹、そしてまた一匹、そして次から次へと横切っていったり、ホチキスとか鉛筆とかポットとか、その辺に散らばっているものに唐突に足が生えて動き始めたりと、通常ありえない情景なのになんだかまるで日常のように淡々と目の前を通り過ぎていく・・何なんでしょうか!!!
しかしなんだか面白い・・ 不思議な作品でした。



フィラデルフィアにはL.カーンの建築をみにいきました。リチャーズ医学研究所というところです。
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中には入れそうなことがどっかに書いてあったのでワクワクして門番にたずねたら、「休暇中で僕一人だから案内できない」とかいっちゃってくれて入れないでやんの・・
指をくわえて犬のように5周ぐらい周りを回って帰って来ました・・かなし>o<
ま、でもエントランスのあたりがカーンっぽい気がしましたが・・どうなんでしょう??
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by chel-chel-chelsea | 2005-12-31 12:37 | ケンチクもろもろ
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